このライブは香取慎吾のリベンジなんだなと思った。これがライブの正直な感想である。
香取慎吾の初のソロライブはさいたまスーパーアリーナの予定だった。発表後にコロナウイルスの感染拡大により中止となった。
結果2021年に公演は出来たが、その会場は東京明治座だった。さいたまスーパーアリーナが3万人*1のキャパに対し、東京明治座はわずか1368人*2である。
日程:2020年4月29日(水・祝)
会場:さいたまスーパーアリーナ[スタジアムモード]
時間:OPEN 14:00 / START 16:00-香取慎吾 初のソロコンサート『20200429 PARTY!』4月29日開催決定 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
当初予定していた演出からは大幅な変更もあっただろうし、規模も大幅に縮小されたと思われる。
今回の有明と神戸のライブはその時の『こうしたかった』を詰め込んだのだと思う。ライブでは随所に20200101公演と東京SNG公演の演出が散りばめられていた。
・モニター
今回は横に長いモニターが上・中・下、上から少しずつ手前・中・奥となっていた。
※画像に移っているのが中段と下段(奥)のモニター -リアルサウンド
主には少し隙間の見える一枚の大きなモニターとして使用されており、流れていた映像は当時の映像と同じものだった。
当時と同じだった映像、演出のモニター
・Prologue
・10%
・Trap
・嫌気がさすほど愛してる
・Neo
・衣装
衣装もアンコールを除き、20200101と東京SNGの衣装だった。
白の衣装(20200101)
→青基調のフード付きスーツ(東京SNG)
→黒のスーツ(20200101)
→青のロングコート(20200101)
→赤のロングコート(20200101)
→黒の衣装(新衣装)
・セットリスト
セットリストも同様、当時の流れを意識したものが多数あった。
・Metropolis→Prologue(20200101)
・Neo→嫌気がさすほど愛してる(20200101)
・誕生日MC後"Happy BBB"(東京SNG)
・MC後"ひとりきりのふたり"(東京SNG)
・アンコールに"東京SNG"(東京SNG)
なので、正直なところ演出を期待していた身としては新鮮味はあまりなかった。進研ゼミのように「この演出、Blu-rayで観たやつだ!」という部分だらけだった。そう感じた頻度も進研ゼミと同じぐらいだったと思う。
なので、多分ここからまた"エンターテイナー"香取慎吾のライブを始める所信表明のライブだったのだと思う。
それを裏付けるように追加公演としてホールツアーが発表された。
<東京公演>
日時:2023年4月7日(金)15:00/4月8日(土)15:00/4月9日(日)15:00
会場:東京 NHKホール
<大阪公演>
日時:2023年4月17日(月)17:00/4月18日(火)15:00/4月19日(水)15:00
会場:大阪 フェスティバルホール
<愛知公演>
日時:2023年5月3日(水・祝)15:00/5月4日(木・祝)15:00
会場:愛知県芸術劇場 大ホール
チケット料金:全席指定 9,800円(税込)/車イス席 9,800円(税込)
ここから香取慎吾は"もっかい描き出す"のだ。楽しみだ。
レポートはまた時間があれば。
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