お久しぶりです。シコウサクゴローです。
この度は、僕が良く観させていただいてますニコニコ生放送『30 minutes show!!』の年一回の大型企画配信
「出しモノ蘇民祭2023 ～君たちはどう生きたらそうなるんかSP～」
のOPを担当させていただきました。こちらニコニコ動画のプレミアム会員であれば1週間のタイムシフトがありますので是非ご覧になってください。狂った配信となっておりますので心臓の弱い方はお気を付けください。
1.ご協力いただいた方々の紹介（敬称略）
○配信待機画面
・キュウスケ
・Crew(くるー)
・長老
・中木光
○動画使用許可
・にわとり（理想のIPPONグランプリ）
・ゆきは（師匠）
・らすこー（師匠）
・リョウ（凌）（ニコ生蘇民祭OP）
○そのたご協力
・いとうひろふみ48
・イナズマKすけ
・佐々木労働基準法
・ぱんちどらんか～
・ふじしー
皆様ありがとうございました！
2.コンセプト
今回のコンセプトは、もともと大まかに3つあり、
・30 minutes show!!のプロモーションビデオを作りたい
・1年をざっくりと振り返る動画を作りたい
・これから始まる祭りを盛り上げる動画を作りたい
この3つのコンセプトを1つにしようとして、出来なかった動画です。
・30 minutes show!!のプロモーションビデオを作りたい
ニコニコ生放送で行われる企画配信は基本的にアーカイブは残らず、気になった人が過去の作品を振り返ることはできません。
僕がこのコミュニティを知ったのは2017年の蘇民祭でしたが、それ以前どんな企画をしていたのかなどはほとんど知ることはできませんでした。
なので全部が全部とは言わずとも、この1年に限らず振り返る形にしたいと思い、
・過去の名言集
・今までのOPまとめ
をしました。
なお、今までのOP集ですが、以前ゆきはさんと過去のOPをリスト化する話があり、調べたところ最新の「S.T.U.D(緑黄色社会)」以外は全てMVがある*1ということが分かり、
振り返るなら今しかないということで採用しました。
・キャプテンストライダム「キミトベ」（DVD『108FILMS』より）
・OxT「Hello New World」（Blu-ray『Hello New World』より）
・yama「麻痺」（元々のOPはJazz Arrange Ver.を使用）
・The Arrows「Clap Your Hands!! - Feat.カルテット」
・1年をざっくりと振り返る動画を作りたい
これはゆーきさんという方が2020年の蘇民祭で作られたOPがあり、その方はイラストや切り抜きを使って水曜日のダウンタウンのパロディをされており、その雰囲気を作れたらと思ったのですが、完全な振り返りはここ数年ぱんちどらんか～さんがEDで行うため、キャプチャなどもあまり利用しない方向で作成しました。
そのため、過去の企画でネタにされた曲の動画を多用しております。
（S.T.U.Dを過去の楽曲のMVでMADにするのも浮かびましたが、同様の理由で却下しました。）
使用動画
・ぱんちどらんか～「出しモノ蘇民祭2022」ED
・歴代配信タイトル
・鈴木雅之「違う、そうじゃない / THE FIRST TAKE」
・FLOW「贈る言葉（20周年アニバーサリーバージョン）」
・クールポコ「もちつき」
・ぱんちどらんか～「歌詞だけで曲名クイズ凸待ち」
・ぱんちどらんか～「自宅ギアソリッド」
・ぱんちどらんか～「効果音バトラー」
（キャプチャが無かったためイナズマKすけ魂の6戦全敗は作りました）
・ゴノレゴ「吉野家」
・らすこー「○○○ー○師匠(in ティアフォロ)」（撮影:ゆきは）
・にわとり「理想の『IPPONグランプリ』キャスティングドラフト選手権！」OP
特に触れるべきなのはらすこーさんの師匠映像でしょう。これは8月に行われたオフラインイベントでの1コーナー「○○○ー○師匠」の映像で、ネット上には一切上がっていないものです。参加した人の希望者のみに共有されており、らすこーさん本人も「これがネットに流出したら、こめかみを撃ち抜きます」と言われています。
そんな映像ですが、一部のみということで撮影者のゆきはさん、そして師匠ことらすこーさんより許可をいただき、使用させていただくことが出来ました。ありがとうございます！
・これから始まる祭りを盛り上げる動画を作りたい
これは昨年担当したOP同様、OPで煽らないと変な空気になるので、上記2点を踏まえつつも盛り上げる流れがいるなと思いました。
そのために選んだのがこのあと語るPUFFYの「憂(UREI)」ですが、この曲はイントロがカウントダウンで始まるんですよね。
僕は配信を待ってる時の「放送予定/○分後 開始」という画面左上のカウントダウンが好きなので、そのカウントダウンをドラマチックに演出できないかと思い、まず皆さんの配信画面（みんなそれぞれの場所でPCを前にしているという事実の共有）からじわじわ画面を近づけ、そこから曲のカウントダウンに合わせて配信が始まる流れを映像で再度回すことで煽れないかなと思い、作成しました。
そして、この曲は時々ジェット機のような音が入るので、それを生かせないか考えた時にぱんちどらんか～さんの前コミュで行われた「ニコ生蘇民祭」のOPを思い出しました。エースコンバットの映像を使ったパロディネタで、映像ではジェット機が飛び回っています。
上で述べたように過去の配信はなかなか見れない中で見つけた動画で、蘇民祭の歴史としても繋がることから採用させていただきました。
引用した部分が短すぎてなかなかパロディが伝わらないと思い、「SURVIVE」の上に無理矢理「ENJOY」と加えてしまったのはリョウさんに申し訳ないと思っています・・・。
3.楽曲
今回のOPに使用させていただいたのはPUFFYの「憂(UREI)」です。
なぜこの曲にしたかを説明します。
・「遊ぼう」
なかなか今の時代、しかも大人になると「遊ぶ」という感覚がありません。ゲームをすることも遊ぶというよりただ「ゲームをする」という感覚な気がします。
そんな中、このpd30minという配信はすごく自分の中で「遊ぶ」という感覚に近いです。各々がそれぞれ生活の中でせっせと磨いてきた「個性」や「長所」をぶつけ合う様は、子供の時の遊びに近い感覚です。
そして社会の中でしんどい話がいろんなところから飛んできます。実際自分もかなり参ってます。気を抜くと危ないと思いながら自分で感情をコントロールしつつ、それでも自分の考えが偏らないように多少周りの世界を見つつ生きています。
「あきれるほどに 何でもある世界」
サビにあるこのフレーズはポジティブにもネガティブにも皮肉にもとれる言葉でいいなと思いました。
その上「遊ぼう」という命令形でもないこの言葉もすごく素敵だと思いました。
ちなみに「遊ぼう」という歌詞があるということで米津玄師の「リビングデッド・ユース」も候補でした（PDさんが「憂(UREI)」で首を縦に振らない場合はリビングデッド・ユースにする予定でした）。ではなぜ「憂(UREI)」にしたか。
・ほとんど誰も知らない曲を使いたい
この憂(UREI)という曲は、僕が音楽に興味を持つきっかけとなったアニメ「SDガンダム」の主題歌「SUNRISE」のカップリング曲です。
補足します。2003年発売のCDです。
さらに補足します。サブスクにありません。
なので今の時代でこの曲に出会う可能性は極めて低いと思います。
もしこの曲を聴いて「カッコいい曲」と思っていただけた方がいましたら、まだまだ未知の世界はいっぱいあるという経験になれたのかなと思います。
完全に自分の話になってしまいますが、自分の身の回りで外の世界に飛び出さない人をよく見かけまして。ここの人はそういう方はあまりいないかと思いますが、それってすごくもったいないんじゃないかなと思ってしまいます。
「なんか蘇民祭のOPで流れた曲かっこよかったな」→「調べてみよう」→「サブスク無いじゃん」→「買ってみよかな」となってくれたら音楽好きとしてすごく嬉しいです。
何様だよって思われるかもしれませんが、未知の世界に踏み出すきっかけとなればいいなと思い、今回この曲を使用させていただきました。
・OP候補曲
・米津玄師「リビングデッド・ユース」
「憂(UREI)」でぱんちどらんか～さんが首を縦に振らなかったら変えようと思っていた第二候補曲。
精々生きていこうとしたいんだ 運命も偶然も必要ない
遊ぼうぜ
-「リビングデッド・ユース」より引用
「遊ぼうぜ」という言葉がある曲で他に浮かんでいた唯一の曲（今思えばウルフルズ「あそぼう」もあった）。
この界隈に入って4年近く経ちますが、皆さんそれぞれ苦労や苦悩を経験しているようです。その中でも「生きていこうとしたいんだ」という思いなのではないかと思い、この曲を候補としていました。
・Ado「唱」
Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show
Okay たちまち独壇場 Listen listen
-Ado「唱」より
以前からあった「その年の曲を使う」という文化だとこの曲かなと。
「Ready for my show」という言葉も出しモノ動画に似合うし、響き的に30 minutes showと合わせられそうだったので候補に入れていました。
蘇民祭の2日前に行われた「歌詞の一節だけで曲名ビタ当てクイズ凸待ち」にて出題した曲。
changes さぁ、変わってく さよなら 旧い自分
新現実 あたらしい何かが待ってる
-「changes」より引用
昨年の蘇民祭で「奇人時計」という誰でも参加型の美人時計パロディ企画を行った際、「少しだけでも蘇民祭の出しモノとして関われた」という感想をいただきました。
些細ですがそういったきっかけがこの祭りにあるのなら、「人が変われる舞台」なのかもしれないと思い、候補に挙げておりました。
どうあがいてもしゃぁない
俺ら主役の柄じゃない…
でもチャンスは頂戴
いつか 主役の座が奪いたい…
-「助演男優賞」より引用
蘇民祭のOP作成にあたりpd30minのテーマを勝手に考えていた時、
「動画が流れている間、あなたは主役だ」
という言葉が浮かび、そこからこの曲を候補にしました。
・THE Three「裏切り御免」
危険な事に挑む目が
俺の心に火をつけた
付いてきたいのなら遅れんな
言葉遣いに気をつけな
-「裏切り御免」より引用
この界隈は「軽い気持ちで入ると火傷する」イメージがあります笑。みんなもちろん狂ってるんですが、それでも踏み込んではいけないゾーンを暗黙に理解している人だけが参加することを許される場所だと思っています*2。その空気感がこの曲に合っていると思い、候補に挙げました。あと最初に「いくぞっハッ！」って入るのも導入としてカッコいいかなと。
あと何曲かありましたが、「多分使わないけど一応」程度だったので割愛。
4.OPを作った身としての感想
Twitter*3でも書かせていただきましたが、このOPで蘇民祭もっていってやろうぐらいの力を入れて作りました。
ですが、やっぱり皆さんすごかった・・・みるみるOPが霞んでいった・・・僕にはできないことが沢山詰まった動画だらけでした。胸焼けしそうな動画もいっぱいありました笑
なんなら僕のOPの前の烈風ぺんぎんさんの動画も強すぎた笑。だめだよあんなの勝てっこねぇよ！！
配信待機画面で協力いただいたキュウスケさんもすごく緊張していましたが、『いやいや全然緊張する必要ないじゃん、めちゃめちゃ面白いじゃん！！』って思いながら観ていました。感動と嫉妬が荒波のように体の中でうごめいていました笑
みなさんの長所の殴り合い、まさに僕がイメージしていた「遊び」だったなと感じました。
ニコニコ動画、まだまだ面白いです。
栗田さん、頼んだよ。
5.その他協力作品ほか
・Twitter*4内告知企画「#わたしのニコニコ履歴書」主催
出しモノ蘇民祭のサブタイトルが決まったタイミングだったか、「どう生きたらそうなるんか」になぞらえて「どうやってニコニコ動画に来たか」を伝える企画できないかなと思い、スプレッドシートを用いてニコニコ動画に関する履歴をまとめる「わたしのニコニコ履歴書」という企画を行っておりました。
ニコ生出しモノ蘇民祭2023に向け、「#わたしのニコニコ履歴書」というものを作成してみました！
— シコウサクゴロー2nd (@shikousakugoro4) 2023年9月11日
皆さんもご興味ありましたら是非使ってみてください！https://t.co/KndTb50MOq#pd30min pic.twitter.com/QBD35GP65D
僕が確認させていただいた時点で、なんと10名の方が参加してくださいました！
この場を借りて感謝申し上げます。
・中木光「ベタオチシュール研究所 ver.4」オチ提案
中木光さんが企画した「オチ以外一緒の流れでオチを"ベタ"と"シュール"の二つ様々な方に提案していただき、それを立て続けに流すことで比較する」という企画に参加させていただきました。
皆さんのオチに比べると非常にシンプルなオチだったなぁとか、ベタとシュール逆だったかなぁとか色々反省点はあります。でもまぁしゃーなし。
・Crew「写術」画像提供
Crewさんの「写術」にて、Crewさんに提供いたしました画像が採用されました。
8月に北海道に行った際にみかけた犬小屋で、写術に使えそうだなと思い、Crewさんにおいしく調理していただきました。ありがとうございます。
・（制作間に合わず）3つの質問で初めて買ったCD当てられるのか！？企画
関西テレビの「かまいたちの机上の空論城」にて行われたタイトル企画を、音楽知識が人より多少ある僕なら一人で出来るんじゃないかということでチャレンジしました。
ですが想像以上に希望者が増えたこと、OPに力を割き過ぎたことが原因で動画作成を諦めました。参加していただいた皆様、申し訳ございません。
全チャレンジが終わり次第なんとか動画化し、30 minutes show!!コミュニティ限定動画などで公開させていただければと思っています。
・（没）ピッツァマン替え歌CM
【公式】ピッツァマン ダンスバージョン(Pizza man "dance" ver.) - YouTube
こちらを替え歌して
「Hi! I'm a 蘇民祭! pd30min!
Many many 出し物
everybody crazy!」
と踊る動画を撮影しましたが、インカムの画質が悪いのと音質が中途半端なのを踏まえて没にしました。
