注意
セットリストからなにから全てネタバレしてます。行った人、内容を知ってから参加を検討したい人以外見ないことを奨めます。
買えた…#香取慎吾#東京SNG pic.twitter.com/45M7ouz8Re
— シコウサクゴロー2nd(6/24香取慎吾Live) (@shikousakugoro4) 2022年6月8日
ツイ廃の賜物で、突如始まったチケット販売の瞬間Twitterを観ていた。慌ててリンクを開き、仕事の休みだった24日を一枚注文し、3回めのトライでリンクが開いた。
まさか香取慎吾のライブに行けるとは。・・・と思いつつ当時(現在もだが)多忙だったため興奮はあまりなく至って冷静だった。結果この冷静さはライブが終わってブログを書いた今も続いている。意外。
会場は京都劇場。昼頃に着き会場を下見したあと烏丸あたりを散策。そのあと会場に戻ると会場は東京SNGのグッズと緑の服飾を身につけた人たちが集まっていた。
余談だが自分は緑の服をぜんぜん持ち合わせておらず、チャットモンチーのイベントで発売されたすだちTを来ていった。
緑の服が無さすぎてチャットモンチーのすだちTで来てます。対戦よろしくお願いいたします。#東京SNG
— シコウサクゴロー2nd(6/24香取慎吾Live) (@shikousakugoro4) 2022年6月24日
さらに余談だが近くのGUでは緑のワンピースが入り口付近にあった。偶然か意図的か。
会場内
京都劇場は1階席と2階席。昨年言ったユニコーンの神戸公演が3階だったので2階中腹でもギリギリ表情が見えた。いいな京都劇場。
京都劇場、コンサートホールよりも狭い。かなり近い。#東京SNG #京都劇場
— シコウサクゴロー2nd(6/24香取慎吾Live) (@shikousakugoro4) 2022年6月24日
ステージは二段構造になっており、上から観ると漢字の「肉」のようになっている。
上段左から
・ドラム
・トランペット×2
・センター(踊り場)
・サックス/フルート×2
・キーボード
下段左から
・ベース
・男性コーラス
・女性コーラス×2
・センター(踊り場)
・ギター
といった位置関係だった。
それぞれの演奏スペースの前には液晶があり、そこに映像が流れた。前回の明治座と異なり、背景一面液晶という形ではなかった(上図の白い面が液晶になっている)。
会場外
物販コーナーはグッズ用とCD用にタワレコが出張してきた2スペース。客数的にも各1ヶ所のみで回っていたように思える。
開始前にBGMに流れていたのはアルバム曲のinst音源。ほしい。
ライブ開始
ブザーが鳴り、アナウンス、そして消灯。今回は着席での鑑賞のため誰も起立せず。
赤い緞帳がかかったままドラムが鳴り出す。緞帳が上がるとセンターには背中を向け椅子に座った香取慎吾。順番に一人ずつバンドメンバーが入場。バンドメンバーより先に香取慎吾がステージ上にいるのは一本取られた。
そのままセッティングしたメンバーから順に音を出し、ダンサーが6人(女性×4、男性×2)登場し、一曲目"東京SNG"が始まった。
01.東京SNG
記念すべき第一声「オーライ!!」は音響のせいか声量のせいかバンドにすこし負けていた。それ以後はみるみる音響がよくなっていた記憶。
マイクは無線のガイコツマイク。青いイナズマのMVで木村くんが持ってたやつ。
演出はうたコンに近い。
02.こんがらがって
アルバム順に次は"こんがらがって"。正直H ZETTRIOはインストの印象なのでこの曲は個人的には慎吾ちゃんより声が繊細な中居君やつよぽんが歌った方が合いそう。
ダンサーがターンをした際に摩擦のキュッという音が生音を際立たせる。
03.I'm so tired
ここで前回のアルバムから"I'm so tired"。綾小路翔のパートは男性コーラス(DAISUKE)が担当。前回のアルバムで一番ジャズだったのでするとは思ってた。
04.今夜最高ね
イントロからなにからSMAP感が強い。
04-5.MC
前回同様スマホを使ってのMC。観客が声を出せないなら慎吾ちゃん側も声を出さないといったところだろうか。慎吾ちゃんはスマホ、こちらは手でコミュニケーションをとる。
「今日誕生日の人はいますか?」という文字を打ったあたりでスマホがエラーになる演出ののち、声で客席に語り始める*1。どうやら1階席の左寄りに四人ぐらいが偏っていたらしい。自分がいた2階席は左側中腹に一人、右側最後部に一人いた。慎吾ちゃんからは見えづらく最初は「いないの?」と言っていた。
05.Happy BBB
「今日誕生日の人も、昨日誕生日の人も、明日誕生日の人も。みなさんおめでとうございます!」
といったMCから始まった"Happy BBB"。
たしかこのタイミングでダンサー6人がアーティック?やサングラスなどをつけて登場。男性ダンサー二人がプレゼントの小包を3つ重ねて持ってきたのはGIFT OF SMAPコンのI Wanna Be Your Manの映像を思い出した。
サビのあとの
…誕!Yeah! (turn!yeah!)
Happy! (happy!)
Bomb!Born!Bomb!Born!
(bomb!born!bomb!born!)
Birthday!
では手の振りを一緒にした。
黒うさが出たのもこの曲だったと思う。
05-5.Band Soro
”Happy BBB”の流れから、リハーサル室で行われたっぽいバンドマスターのサプライズバースデー映像になり、バンドマスター兼トロンボーン*2(Yoichi Murata)からバンドのソロがスタート。ジャズライブ同様ソロが終わるたびに拍手があった。
映像は次にソロをする人のサプライズバースデー映像にリレー式に続いた(おそらく誕生日が遠い人もいる)。
印象に残っているのはサプライズバースデー映像のあと各バンドメンバーのアーティスト写真がモニターに映し出されたこと。東京SNGの香取慎吾のアー写同様、モノクロで3パターン程度。バンドメンバーにフォーカスを当てることやソロが演奏されることはあるが、アーティスト写真までちゃんと撮影しているライブは記憶にない。粋だなと感じた。
06.Catharsis
香取慎吾とダンサーが衣装をチェンジして再登場。ダンサーは黒のスーツで襟部分にスパンコールのようなものがついた衣装*3。香取慎吾はフードのついたカジュアルなスーツ風衣装に白のスニーカー。
過去に"Metropolice"、"Anonymous"の2曲を提供したWONKだが、一番自分のイメージするWONKに近い楽曲。
長塚さん(Vo.)が担当するパートは"I'm so tired"同様男性コーラス(DAISUKE)が担当。
07.Trap
2曲目の既存曲。もともとホーンセクションが入っているが結構アレンジが加わっていた記憶。サビあとのダンスが生で観れて胸熱だった。
08.Slow Jam
予習が足りずかなり後半まで『こんな曲あったっけ?』状態だった。
09.Anonymous
いやーもうここに全部奪われた。びっっっくりした。まさかJazzアレンジで聴けるとは。SMAPライブで既存局がアレンジで披露されたらこんな気分だったのかなと。
上記の通り、原曲の打ち込み要素はほとんどなく、生音でJazzアレンジがされた。イメージとしてはSMAPの"Theme of 003"を連想した。原曲の重さが弱くなり、どこか怪盗っぽさのあるアレンジで、アレンジで曲の印象がここまで変わるのかと驚いた。このアレンジを聴くためにライブに行ってもいいぐらい衝撃を受けたし、このアレンジのために僕はライブBlu-rayを買います。
09-5.Dancer Solo
Jazzバンドの演奏に合わせてダンサー6人がソロ。バンドソロ同様ダンサーもアーティスト写真がモニターに映し出された。
どちらのダンサーは忘れてしまったが、男性ダンサーの一人がマイケルジャクソンのライブ演出(登場後仁王立ちのままかなりの小節数微動だにしない有名なシーン)を再現していて、ここでする心意気に拍手で応援した。
(書いてる途中にTwitterで知ったのですが、6/25がマイケルジャクソンの命日なんですね。リスペクトと追悼の意味も込めたダンスだったのかな。)
10.東京タワー
たしかWONKのライブにサプライズゲストとして来た時の衣装で登場した香取慎吾。
モニターにはさまざまなアングルから取られた東京タワー(全体はほとんどなく、一部のアップの映像)。新しい学校のリーダーズのパートは女性コーラスの方(どちらかわからない・・・)が担当された。
10-5.MC
再びスマホでMC。「写真撮っていい?」というコメントからいつもの写真撮影タイムに。スマホ画面で客席が映し出されると最前席の女性一人にズーム。びくびくしながらも東京タワーのポーズをとる。そのままスマホを上にあげていき、画面に映った人がタケノコニョッキのように東京タワーのポーズを。2階まで映した…というタイミングで最前席の女性に戻る!瞬時に東京タワーのポーズをとったアドリブ力の高さに拍手が沸く。
別の最前列の女性にまたズーム。次の方は最初の人以上にびくびくしてたけど一応東京タワーのポーズ。そこから観客席のいろんなところを映してポーズを取らせ・・・たあと最初の女性にいくもちゃんと東京タワーのポーズ!再び拍手。
各ライブで撮影していた自撮りに挑戦しようとするも、頬の辺りが気になったのか小顔マッサージをして再撮影。最終的に投稿されたのはこちら↓
#京都東京SNG
— 香取 慎吾 (@ktrsngofficial) 2022年6月24日
京都劇場始まりました〜!
京都を楽しみま〜す!
6月24日初日 #東京SNG
このあとYouTube生配信しまーす#慎吾生配信 観てね〜https://t.co/cbrdX2wmDl pic.twitter.com/W3MxbbGhi4
撮影後、慎吾ちゃんのところにウエイター(多分ダンサーの人)が登場し、ジャケットの交換(白を基調としたスーツ)。またスマホにノイズが走り、思わずスマホをグラスに入れると、『いつまでスマホ触ってんの』と言わんばかりにハンドマイクを無言で慎吾ちゃんの方に向ける。数秒間の停止。マイクを口元に近付けると鼻息が入り観客の笑いが漏れる。
鼻息が二回聴こえた後、ハンドマイクを持ち、ようやくちゃんとしたMC。
「香取慎吾です。」
そのとたん自分の横のファンがハンカチをもって涙を拭う。
(以下、話してた内容の部分部分をざっくり箇条書き)
・京都劇場でのライブは初めてだけど、京都劇場という名前になる前のこけら落としをやった。(25年前?)
・スタッフが当時の資料を持ってきてくれた。45分公演を一日3公演してた。
・ステージ上でスポットライトを当ててもらうことが好きで、今もこうしてできていることは皆さんのおかげ。
・明治座が終わって京都劇場までの間のリハーサルが楽しくて、自分が思っていた以上に楽しみだったんだと気づいた。
・いろんな情報を知らなくちゃ、と思ってニュースを観るけど目を覆いたくなるようなことがたくさんある。
・先日京都で地震があったことを知ってみんな大丈夫かなと不安になった。
・これからもがんばりましょう。
11.ひとりきりのふたり
しっとりとしたバラード。サックスのふたりがたしかフルートを演奏されてた。ヒグチアイさんパートは先程とは別の女性コーラスの方が担当。
12.Mack the Knife
歌ってたけど正直思い出せない。周りは手拍子してたけど個人的には手拍子なく聴きたかったなぁということぐらいかな。
13.シンゴペーション
SONGSを思い出したシンゴペーション。この曲もエピソードが思い出せない・・・。疲れてたんだろうか・・・。
14.道しるべ
ちょっとMCを挟んでだったかな?最後らしくどんちゃん騒ぎするように全員のびのびやってた気がする。銀テープの紙吹雪が舞った(ちなみに四角形だったとおもう。これはスタッフ手を抜いてないタイプのやつ)。
(あっちがいいわ)
オッケー あっちだね
(だめよ やっぱこっち)
わかった こっち行こう
(なんで そっちに行く)
右に左 くるくる みちしるべ(みちしるべ)
の部分でダンサーといっしょに右往左往してたのが面白かった。
15.ラスト
"道しるべ"の終わりと同時に会場からは鳴りやまない大きな拍手が。演奏終了してすぐにベースの人がエレキベースをスタッフに渡してウッドベースを準備しだしたので『もしかして"新しい詩"?』と思ったもののすぐにウッドベースを置きなおし、ステージ前列に。どうしてだろうと思いつつ。
拍手の中、まず香取慎吾とダンサーの7人がお辞儀。ニワワイ明治座のときの独特なお辞儀ではなく、よく見るショー終わりのお辞儀。
続いてバンドメンバーが同様にお辞儀。
そして最後に全員で手を取り、お辞儀。これにて大団円・・・
と思いきやそそくさとバンドメンバーが定位置に戻る。セルフアンコールで"東京SNG"!ウッドベースの準備はこのためか!!
この演出は星野源のライブ"POP VIRUS"を思い出した。『ライブは終わったと思ったでしょ?まだあるよ!』というサプライズはエンターテイナーらしいなと思った。自分の中で香取慎吾と星野源に似たものを感じる理由がまたひとつふえた。
なにより。このタイミングで歌われたことで
これがオイラの東京SNG
うわさの東京SNG
オイラの東京SNG
の意味が曲の「東京SNG」からライブ全体の「東京SNG」に変わったのが非常にいいなと思った。
"東京SNG"が終わり、本当にライブ終了。緞帳が下りる中挨拶をし、最後は
「アイシテマース!!」
で閉幕。
感想
まずは楽しかった。それは間違いない。けど、個人的にはエンターテイナーの香取慎吾が好きなのでJazzをコンセプトにした今作より前回のニワワイコンを観たかったなぁというのが後悔。仕方なし。
あと、意外と音が大きすぎない。もともとライブ会場じゃないのもあるかもしれないけど、バカでかいスピーカーもあんまりなく、ライブに行ったことない人でも楽しめる範囲の大音量だった気がする。個人的にはもうちょっと大きいと嬉しかったけど。
今回レポートを書くにあたって、全体的に俯瞰で観れる2階はよかったけど、香取慎吾を真正面で観たい人は1階(S席)の方がいいかも。
さて、今回書いたライブレポートを踏まえて、行きたいと思った方、実はまだ若干数チケット残ってます!
チケットの一般発売が6/8で、ギリギリなのもあってか割とチケットが買えるそうです。もしよかったら参加してみて下さい!
おまけ