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その名も『服部』

 まず、この記事を観る全ての方に伝えておくべきことがある。それは、今からここに書くすべてのことはあくまでハッタリである。

 この記事を書いている2019年10月29日、ユニコーンの『服部』というアルバムの発売から30周年を記念し、今一度このアルバムを紐解く「ユニコーン『服部』ザ・インサイド・ストーリー」という本が発売されることが決まった。

www.rittor-music.co.jp

 当然、今日発売が決まった本を読んでいるわけがない。香川県の小売業で社会人1年目をやっている自分が先に見せてもらえるコネなどあるわけがない。

 でも語らせてもらう。読者が納得出来ない気持ちもよくわかる。

 

 まず、知らない人のために『服部』というアルバムについて簡単に紹介させていただく。

 バンドブームの最中、広島から出てきたロックバンドが注目された。バンド名は「ユニコーン」。1stアルバム『BOOM』、2ndアルバム『PANIC ATTACK』で徐々に知名度をあげ、フルオーケストラを招いたMVと異動を嘆くサラリーマンの歌詞という破天荒な楽曲『大迷惑』を経て世に放たれた3rdアルバム、それが『服部』である。

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 当時「衝撃作」と言われた独特なこのアルバムはユニコーンを世に広く知らしめることになる。

 …しかし、リアルタイムでそれを目の当たりにしてない自分が「ステキだね」なんてお世辞を言っても稚拙になってしまうだろうから、あとはググってくれ。

 

 そんなアルバムが発売になってから30周年を迎える今年にこういった本が発売される。発売した6月1日ではなく、秋から冬へと流れゆく今頃発売が発表とは、まったく、間に合っているんだか間に合ってないんだか悩みどころである。まぁ、別に悩むことはないですかそうですか。

 

 ここからは怒られる覚悟で書く個人的な意見だが、こういった本が『関係者が生きている現在に』発売されることはとても喜ばしい。

 よく作者の没後にインタビューなどをまとめた本が発売される。表向きは「亡くなった偉人の言葉を後世に残す」「本にすることで、亡くなってもその存在をいつまでも守り抜く」といった理由だが、どうしても自分には「出版社や所属事務所のエゴ」が見え隠れしてならない。出版の決定権も本の印税も作者にはない。その本を買うことで一番喜ぶであろう本人はもうこの世にいないのだ。本屋でならぶ特集コーナーを見るたびにどうしても自分は気持ち悪さを感じてしまう。

 

 そういった本とはちがい、この本に関わるユニコーン笹路正徳(笹路なんつったって正徳っつうぐらいのもんで)、原田公一(原田"ランス"公一)をはじめ、現時点で紹介されている関係者は全員生きている。こちらが買えばその反応は本人に届く可能性がある。30年の時を遡るのではなく30年の時を経て、戻りはしない暖かな時間がよみがえるのだ。素晴らしいではないか。

 とりあえず一番書きたかったことはそこなのだ。そこを書き終わった今どうしようか。やめるか。書いてみるか。神様助けて。

 

 そうそう、自分は現在22歳で、父親の影響で生まれたときから奥田民生の音楽が身近にあった。2009年、小学校6年生のとき、めざましテレビユニコーン再結成のニュースを聴いてから時は流れ、昨年チャットモンチー主催のこなそんフェスでようやく奥田民生を生で見れた。そして今年、11月22日の髙松公演でついにユニコーンを生で拝む。「いつかは行ってみたい」と思っていたのに、気が付いた時にゃ遅すぎてもう社会人です。まじか。

 当日の物販でニューアルバム買おうと思ってるからまだ聴けてない。11月17日には東京弾丸旅行(ボーマス)、翌月には資格試験もあるので11月後半は気もそぞろである。

 余談だが17日は飛行機で高松→成田、バスか電車で成田→東京、新幹線で東京→高松、東京の滞在時間はわずか3時間半ほどである。自分の記憶では最も過酷な一人旅である。行く人は現地で合おう。

 

 ひとまずこの話はここまで。このブログを書くにあたって歌詞カードを1ページずつ読み、改めて歌詞を見直したりした。小さな小さな仕掛けは誰か気づくだろうか。

 

 ユニコーンの高松ライブに行く方がいましたら現地で会いましょう。では。