いい加減ブログ

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CDの新しい位置が確立された気がした話

 桑田佳祐さんの初E.P(ミニアルバム)の特典にライブ映像が完全収録されるという情報が出た。


www.youtube.com

 

 自分の知る限り、桑田佳祐さんの作品にライブ映像が完全収録されたことはなかったと思う*1

 

 自分の知る限り、ライブ映像がしっかり収録される作品が2021年から一気に増えたように思う。

aiko"どうしたって伝えられないから"(3月3日発売)

ヒトリエ"3分29秒"(6月2日発売) 

星野源"不思議/創造"(6月23日発売)

Creepy Nuts"Case"(9月1日発売)*2

 

 あくまで個人の推測だが、サブスクの影響で衰退してきたシングルCDの新しい販売形態として、ライブ映像が完全収録されることが今後のスタンダードになるのではないだろうか。

 以前までアルバムの収録特典としてライブ映像が入ることは多少あったが、シングルやミニアルバムに収録されることはめったになかったように思う。

 

 CDの特典映像としてライブ映像が収録されることはメリットが多い。なによりのメリットはライブ映像作品単体として発売されるより値段としては安いことだと思う。

 そしてこの販売形態になった流れは、コロナ禍の影響も多分にあると思う。

 コロナ禍により有観客でのライブが厳しくなり、配信ライブが増加した。あの山下達郎さんが配信ライブをすると知った時は衝撃的だった。

 これによりリスナーは画面を通してライブを鑑賞する機会が激増し、アーティスト側も映像としてライブを届けることを余儀なくされた。

 結果、ライブ映像というものに対する壁が低くなったように思う。その結果としてライブ映像を収録するアーティストが増えたのではないかと思う。

 

 個人的には財布と相談しながらもほしいCDをすこしずつ揃えていきたい。このタイミングでライブ作品が出ることをポジティブにとらえている。

*1:最新アルバム"がらくた"にビルボードライブが収録されているが、披露された22曲のうちの8曲のみである

*2:名義上はハイライトだが本人たち曰く「ほぼフル」とのこと