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<文字ラジオ>壊古

 事の始まりは、『HEY!HEY!NEO(フジ系列)』にフィッシャーズ(Youtuber)が登場した瞬間に音を消し、全く画面を見る気になれなかったことから始まる。

 

 自分はどうしてもああいうのがダメなのだ。何と言えばいいだろうか、例えば声優がアイドル的活動を行い日本武道館や東京ドームでライブを行ったり、アニメのOP・EDがアニメの内容と全く関係のない、その声優が歌っているだけの曲であったり、今回でいえば音楽番組にYoutuberが活動の一環で作った曲で歴史ある音楽番組に我が物顔で登場したり…。

身勝手な暴論かもしれないが『神聖な場所を土足で踏み込まれ、汚されたような感覚』になるのだ。

 例えば先ほどの東京ドームの話。過去にHOME MADE 家族というアーティストが長年の夢だった武道館でのライブを成功させ、そのアンコールで新たな夢として「東京ドームでのライブをしたい」と話した。しかし活動休止となっている現在、その夢は未だ実現していない。そのくらい、プロのアーティストが夢見て、それでも手が届かないものなのだ、東京ドームのライブというのは。

 当然声優が人気があるのもわかっている。アイドル同様「多くのファンがライブを観たい×本人たちが忙しい=大きな会場で短期間でツアーを行う」という方程式だろう。理にかなっている。

 しかし、あまりに無情ではないか…いわば「副業でやっている人に本業でやっている人が追い越される」のは…。

 

 すこし話は変わる。今回のHEY!HEY!NEOについてはさらに不愉快な部分がある。おそらくフィッシャーズは「有名なアーティストとして」ではなく「有名なYoutuberとして」招かれたのだ。もはやフジの『視聴率欲しさ』が見え見えなのだ。

 かつての「HEY! HEY!HEY!」は大御所がダウンタウンと他愛もない話で盛り上がり、若手アーティストがダウンタウンのいじりで認知される、そんな番組だった。ウルフルズT.M.Revolutionもこの番組に出演することで多くの人に認知された。そこでダウンタウンが架け橋となっていたのだ。

 今は、特にフィッシャーズに関してはダウンタウンが単なる「お飾り」になっているような気がしてならない。トークをするならもっと他の番組だってあっただろう。この番組じゃなくたって彼らを出せば視聴率は十分とれただろう。なぜこの番組を選んだ。SiMが登場した際「紅白かМステかHEY!3に呼ばれたら出たいとずっと思っていた」と話し、ツッコミながらもどこか誇らしげだったダウンタウンの雰囲気がとても良かった。それくらい偉大な番組だったのだ。それなのに・・・。

 

 今、テレビは視聴者の期待を裏切る技術が劇的に進化している。特にフジテレビ。何が原因か知らないが元SMAPの草彅や香取が出ていた「がんばった大賞」や「おじゃMap!!」、さらに「めちゃめちゃイケてるっ!!」を終了させ、スペシャル番組で内容の濃いコンテンツを届けていた「クイズ金の正解銀の正解」や「さまぁ~ずの神ギ問」はレギュラー化により大幅に質が低下し。おそらく一筋の光となった「クイズ100人の壁」もレギュラー化により同様の結果になるだろう。逆にレギュラー化に成功させれば大きな前進だが。

 

 視聴者としていいたいことは「これ以上雑な企画などで新しい良いものや過去の素晴らしい作品を汚さないでくれ」ということだ。頼む。

 

奥田民生「トリッパー」

http://j-lyric.net/artist/a00002c/l0087ea.html

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