久しぶりー!!
いやーもう!ぜんっぜんブログ更新できねぇ!(笑)
「あのこと報告したいなー」とか「これは絶対に書きたい」とかが全然かけないまま今に至った(笑)
とりあえず一か月以上前からざっと振り返ります!!
11/10 ヒトリエ@高松
人生初のヒトリエライブに行かせていただきました。度々先行チケットを申込し忘れ、三次選考でようやく購入しました。
会場は高松DIME。300人程度のライブハウスは徳島ぶりで、こういってはなんだけど満員のライブハウスは初めてだった。
元は映画館だったといわれる建物の都合上、メンバーは二階から階段を下りて入場。
僕自身『HOWL』とwowaka追悼ライブぐらいの情報しか知らず、案の定半分ぐらいは知らない楽曲でした。
ヒトリエ @ 高松DIME (香川県) (2019.11.10) | ライブ・セットリスト情報サービス【 LiveFans (ライブファンズ) 】
色々聴いた後見返すとYoutube投稿楽曲が多めで、それ以外もwowaka追悼ライブで披露した楽曲がかなり占めてて、『最近知ったヒトリエリスナーのための入門編かつベストなライブ編成』といった感じだったんですね。
僕は前にも書いたように、wowakaさんが亡くなってからヒトリエを聴き始めた人間で、当然ながらwowakaさんがボーカルだったころのライブを観たことがなかったんですね。
そんな自分から見て、3人によるこのライブは『3ピースバンド・ヒトリエ』として観ても違和感ないライブだった。もともと2つだったギターの音をシノダさんが一人で演奏し、それを成り立たせていたんだと思う。あとあと話す予定のヒトリエファンの方曰く「シノダさんはじめみんながみんな天才であることもあるし、かつ追悼ライブからこのリハ、そしてツアーを回りながら『3人でやるヒトリエ』という形をくみ上げてきた結果がこれ」ということだそう。シノダのギターは本来単体でもかなり技術を要するもので、そこにwowakaのギターのサポートとボーカルという大事なパートが追加されて、それを身に着けるのが容易でないのは簡単に想像できる。
しかし結果僕が見たのは『wowakaの意思を受け継いだ3人によるヒトリエ』である。「wowakaがいなくなったことでアンバランスになった」という雰囲気はなかった。
話がそれた。このツアーでは『HOWL』の中でも好きな楽曲である「伽藍如何前零番地」と「SLEEPWALK」が聴けた。これはうれしかった。「SLEEPWALK」は僕がヒトリエとであうきっかけとなった曲で、アルバムを買う前にこの曲だけは配信で買ったほどに好きだった。早弾きで激しいロックに正直聴き飽きていた時期で、この曲でなければおそらくヒトリエに興味はわかなかっただろうと思う。
ヒトリエ 『SLEEPWALK』 / HITORIE - SLEEPWALK
「伽藍如何前零番地」もこのアルバムの中ではゆったりした曲調の楽曲である。どこかヒッピー的な雰囲気のある、何かを嘲笑うようなこの曲調は性格のゆがんだ僕にとって大好物だった。
そして現実逃避Pとして投稿された『アンノウン・マザーグース』。「初音ミクは僕(wowakaとしての自分)の母親かもしれない」と語る*1wowakaがヒトリエを通じて改めて初音ミクと対峙した一曲。
「それでは、wowakaより、愛をこめて。」
というシノダの言葉から始まったこの楽曲は、やはり『wowakaと初音ミクの楽曲』ではなく『ヒトリエの楽曲』となっていた。wowakaより少し艶のあるシノダの声はまた新しい世界を作りだしていた。
余談だが、『アンノウン・マザーグース』のマッシュアップ兼MADを作ろうと思っている。素材対象はニコニコ動画に挙げられているこの曲の「歌ってみた」「踊ってみた」「演奏してみた」「PVつけてみた」全動画。ブログひとつ書く暇がない人間がこれを完成させられる気が全くしないが、それでも作りたいと思っている。ちなみにMMDは知識不足のため今回は使用しないつもりである。そこは申し訳ない。
アンコール後のMCは当日このライブハウスがある商店街で行われていたコスプレイベントについて。シノダとゆーまおがそれぞれ見て回っていたらしい。ゆーまおの知識についていけないシノダを見て、同世代と話が合わない自分を重ねながら笑っていた。
そしてアンコール「踊るマネキン、笑う阿呆」の入るきっかけをシノダがイガラシにするのだがびっくりするほど言葉が出てこなくてざわつく客。しびれを切らしたイガラシが勝手にベースを弾き始めたので歓声よりも笑いが多い入りだしとなった。
最後は「ローリンガール」。ニコニコ動画の現実逃避Pから知った人も盛り上がれるこの曲でライブは終了した。
シノダ「作詞作曲(楽曲と言っていたかも)、wowaka」
と言うと観客から大きな拍手が。
このツアーから新しいヒトリエが始まったと考えると、その場に入れたことがとてもうれしく思う。
ライブ終演後、「このままひとりで帰るのかぁ・・・」と思っていたら何やらスマホとにらめっこしている方々を発見。訊くと「おいしい骨付き鳥(香川で人気のグルメ)の店を探している」ということで、前に行ったことのあるお店を案内。その中でヒトリエについて、wowakaさんについて、このツアーについて知らないことを沢山教えてもらい、流れでそのまま一緒に打ち上げることに。こういうときの自分のコミュ力は我ながらすごいなと感じる。
ライブを振り返りながら、それぞれの応援の仕方などを聞きながら、今の自分はどんな応援の仕方がいいのかを考えさせられた。色々迷ったけどその時に一緒に飲んだ三人はフォローさせてもらっている。
その飲みの場でも話題になったけど、『ボーカル兼作詞作曲担当のメンバーが急逝した』というロックバンドはすでに一組しっていて。それが「フジファブリック」。2009年のクリスマスイブにボーカルギター兼作詞作曲の志村正彦が急逝。今は元ギターの山内総一郎がギターボーカルとなり、アニメのタイアップ曲などで知名度を上げ、この前は大阪城ホールでのライブを成功させた。フジファブリックの活動は今後のヒトリエにとって参考になるだろうし、また一方で比較対象にもされるだろう。リスナーはシビアで、3人で活動することは応援できても3人が作り出した音楽を受け入れるかはまた別の問題である。
ヒトリエはツアー後も国内外のライブをいくつか控えている。それを終えた上で創り出される音楽はどんなものなのか。怖さもあるが楽しみでもある。