本題に入る前に、質問箱にこんな質問が来た。
『座右の銘ってあった方がかっこいい?』
・・・なにを言ってるんだね。
まぁまぁ、こんな人間に質問してくれてるんだし、サクラでもちゃんと返そうと思い、こう返事しました。
『あった方がカッコいいからつける』だとなんの意味もないんじゃないですかね。
— シコウサクゴロー2nd (@shikousakugoro4) December 3, 2018
この言葉が自分にとって大切だと思った言葉が座右の銘だと思う。 #peing #質問箱 https://t.co/RiVyrxytcN
自分の中で座右の銘っていうのはこういうものだと思ってます。
ということでここからが本題。自分が好きな人たちの好きな言葉やモットーってすごく意味があると思いませんか、ということで、今回自分が好きな3人と+1人の言葉をここで紹介したいと思います。
1.奥田民生さん
知らない人のためにざっくり紹介すると、ユニコーンというバンドでデビュー。解散(2009年から活動再開)後はソロとして活動しながらPUFFYのプロデューサーなどでも成功する。昨年には『奥田民生になりたいボーイと(略)』という映画が作成されるほど多くの人たちにあこがれられているおじさん。代表作は『さすらい』『イージュー☆ライダー』『マシマロ』『風は西から』『エンジン』など。
この方の好きな言葉が、
「犬も歩けば棒に当たる」
何人かは「えっ」と思うと思います。多くの人にとってこの言葉の意味は「歩いたりしてるから棒に当たったりするんだ」という、あまりよくない意味で覚えておられると思います。
ですが、この言葉にはもうひとつの意味があって、「歩かないと棒に当たったりすることもできないんだよ」という意味。かみ砕いて言うと「動かないと何も起こらないよ」という意味なんです(諸説あり)。
実際、民生さんはオファーを受けて様々な人と共演しています。井上陽水さん、矢野顕子さん、藤井フミヤさん、東京スカパラダイスオーケストラさんなど、名だたるメンツと共演やコラボを果たしています。
代表例として挙げられるのが『The Beautiful Songs』。主催の矢野顕子さんをはじめ鈴木慶一さん、大貫妙子さん、宮沢和史さんというメンツに混ざる奥田民生さん。まさに夢の共演だったツアーなわけですが、実は民生さんが釣りをしてる最中にかかってきたオファーを二つ返事でOKしたことで出演が決まったそう。
軽いフットワークで歩いているようでその足跡はとても大きく、僕の好きなチャットモンチーやASIANKUNG-FU GENERATION、フジファブリック、さらにマキシマム ザ ホルモンなど現在中堅に当たる人気のバンドの多くも民生さんを尊敬しています。
自分もなんとなくでいろんなことをやってみました。結果やっぱり起こるんですよ。いろんなことが。学園祭実行委員にもなったし、BUMPのPFツアー埼玉公演にチケットもないのに弾丸旅行したり、一番大きかったのはチャットモンチーの自作MADをチャットモンチー本人に見てもらって直接感想言ってもらえたことですね。動かなかったらあり得ないようなことが起こるんだとわかりました。
余談ですが、V6の学校へ行こう2015で先生が座右の銘に挙げていた「見逃し三振より空振り三振」。これも類義だと思います。振らなきゃ当たりっこないという意味でしょうから。
2.中居正広さん
言わずと知れた日本が誇るスーパースター。アイドルでありながら司会者として紅白の司会を5度行い、『世界に一つだけの花』はトリプルミリオン。はたまたアイドルグループ『舞祭組』のプロデュースをしたり、現在もいくつものバラエティー番組の司会者として活躍し続けています。
そんな中居さんが「座右の銘ってありますか?」と訊かれた際、王貞治さんのこんな言葉を言っていました。
「(野球の)王さんが、当時4番バッターを打っていた小久保選手に
『こんなに頑張っているのに結果が出ない』と言われた、それに対して、
『ということは、まだお前は頑張ってないんじゃないか』って言ったそうなんです。
それを聞いて『頑張るっていうのは自分で決めてはいけないのかな』と感じましたね」
この文章だけで要約したりすると誤解を招くかもしれないので要約は控えますが、この言葉を聞いてから「頑張った」と思う回数は大幅に減った気がします。
中居さんは陰の努力家で、中居さんのことを調べれば調べるほどその姿が見えてきます。まだ僕自身は自分に甘いなぁと感じます。一回鬱になってからビビっちゃってますね(苦笑)
3.ガルナ(オワタP)さん
去年からボーカロイドを聴き始めて、まさかこの並びにボカロPの名前が入ってくるとは我ながら驚きです。
代表作『トルコ行進曲-オワタ\(^o^)/-』『パラジクロロベンゼン』『アンチクロロベンゼン』など。現在はボカロPをしながらも実況動画をメインに活動中。
興味をもったきっかけは、昨年初音ミクは発売10周年となり、発売日である8月31日は多くのボカロPがその誕生を祝う、愛ある楽曲を投稿することで祝福しました。そんな中彼が投稿した曲がこちら。
10年を振り返りながらその中で起こった出来事をネタとしていじり、でも愛がある感じがとても印象に残り、一気に惹きつけられました。
この方も活動的で、スプラトゥーン(色塗りゲーム)のゲームでキル数を競い合う「せいきまつマッチ」、真逆に死ぬな・殺すなの「へいわしゅぎマッチ」という派生ルールを作ってあそぶという企画をされたりしています。
その方が「私はここに。」という動画でモットーとして掲げていた言葉がこちら。
「好きなことを、好きな時に、好きなように」
もちろん社会人として仕事したりするのは大前提として、娯楽としてこの言葉ってすごく大切なんじゃないかなと思います。自分がメドレーを投稿してる際、娯楽のはずなのにとてもしんどかった記憶があります。なんのために作っているのか。聴いている人からのコメントは滅多に返ってこないというのに(メドレーは多くの方が作業用BGMとして使用される方で、コメントが返ってくることはめったにないんです。実際最も多く再生されたメドレーが2600回に対してコメントは片手で数えられる程度です)。一度やめようとも思いました。それがどこの誰ともわからない方のために無理に作っていたからだとようやくわかりました。それからは人のこととかをあまり考えず、好きなように作っています(笑)それでいいんだなとこの言葉で気づけてからすごく気が楽になりました。
この3人が今自分が尊敬する人達です。ですが、ただ追いかけることはせず、あくまで参考にしながら生きていきたいと思っています。
最後に+1の方。この方は中居正広さんのお父さんの言葉です。それが息子である中居正広さんに言った言葉だそうなんですが、
「なにをやってもいい。ただ、責任は自分でもて。」
最近は無責任なことや責任を転嫁することが多く感じます。自分が言いたいことははっきりと言わず、誰かが言ったことに同感し、その人が叩かれたりするとひっそりと姿を消す。こういう時代だからこそ自己責任はとても大事だなと思いました。
いかがでしたでしょうか。みなさんも一度自分の好きな人が大切にしている言葉を調べてみるのもいいかもしれません。自分にとっても大事な言葉に出会うかもしれませんよ。